自分に看護師適性があるか確認を

看護師として医療業界を志すときには、自分にまっとうな志望動機があるのかどうか確認をしておくのがいいでしょう。お金のためやステータスのためという理由で業界入りを目指すのは、あまり好ましくありません。なぜなら、そうしたものが動機になってしまうと、仕事に対するストレスが大きくなってしまうからです。

確かに仕事はお金を得るためにするものですが、医療業界は特にそれ以外の動機がないと長く続けていくことが難しい仕事です。それほどまでに肉体的、精神的にきつい仕事といえるでしょう。そして、人の役に立ちたい、医療の進歩に貢献したい、などのお金以外の志望動機が強い人ほど仕事を長く続けて行けるうえに仕事に対するストレスが溜まりにくいのです。なぜなら、仕事そのものが目的になるので給料や待遇の順位がその分下がるからです。

好きこそものの上手なれ、という言葉がありますが、それは看護師の仕事に対しても言えることなのです。看護の仕事が好きになれないようなら、別の道も探す必要があるのではないかと慎重に検討する必要があるでしょう。

看護学校に入ってしまえばもう後戻りはできません。卒業までの三年は拘束されてしまいますから、ここから方向転換をすることは難しくなります。看護学校に入る前に、自分が本当に看護が好きなのか確認をしてみるといいでしょう。病院へボランティアに出てみたり、介護施設を訪問してみたりすることで、自分に適性があるのかは調べることが可能です。